ハイブリッドチーム、柔軟性、これからの“仕事場”の変化

Table of Contents

予防接種が進んで、今後企業や個人が(少なくとも何らかの形で)オフィスに戻るための準備をするにあたり、仕事や職場に対するワーカーの考え方がどのように変化しているのか、また今後どのようなことが期待されるのかを考えてみてはいかがしょうか。   

今回の記事では仕事環境の変化についてお話しします。まずこの1年で既に多くのことが変化しており、完全に以前の状態に戻ることはないと思われています。なぜなら自宅で仕事をすることに慣れた多くのワーカーは、そのメリットを享受すると同時に、オフィスに完全に戻ることに対する不安や複雑な気持ちを抱いているからです。

リモートで仕事を続けたいと思っている人は多い…

最近の調査では、80%ものリモートワーカーが「この働き方を楽しい」と感じており、また多くの人(マッキンゼーの調査では40%)が「生産性が向上した」と答えています。更に大多数のリモートワーカーは、今後も少なくとも週の一部はリモートワークを続けたいと考えているようです。

家族と過ごす時間が増えたこと、スケジュールの融通が利くようになったこと、毎日の苦痛な通勤時間がなくなったことなど、この結果には様々な要因があります。外に出なくても良いという安心感も当然あるでしょう。

…でも、いつもという訳ではない。

しかし同時に、殆どのリモートワーカーはフルタイムではなく、週に1〜4日程度の部分的なリモートワークを希望しているという事実もあります。話が少し複雑になりますね。それでも「未来の仕事はオフィスではなくリモートなのか」という問いに対する答えは、ずばり「イエス」です。

パンデミックが始まって以来自宅で仕事をしている人なら、「完全在宅のみでは仕事をしたくない」と殆どの人が思う理由を理解できるのではないでしょうか。孤独を感じたり、会社や社会との関係が切れたように感じたり、共同プロジェクトのために人と連絡を取ることがなかなか困難だったりすることを経験した人も多いはずです。

また今、多くの人が「ZOOM疲れ」を感じているということもあります。リモートブームが始まった時、多くの人がビデオ会議の新しい可能性に期待しました。確かにビデオ会議ツールの普及と常態化は、仕事や会議に対する人々の考え方を一変させましたし、今後も特に遠距離や国際的なビジネスを行う人々のコミュニケーションを容易にしていくことでしょう。ビデオ会議の方がコストも時間も大幅に削減できることを考えれば、長距離出張の全盛期は終わったと言えるのかもしれません。

しかし少なくとも現時点では、人々が仕事の全てをテクノロジーに委ねるにはまだ限界があります。会議やブレインストーミングを直接行うことができないだけでなく、同僚とのインフォーマルな交流や社会的な繋がりも失われてしまうことは、決して小さな問題ではないのです。

私たちの多くは自分が何か大きなもの、つまりチームの一員であることを感じたいと思っています。孤立した状態で仕事をしていると、長期間に渡って不安や不全感に苛まれることが少なくありません。そして当然ながら、チームの結束は組織や会社にとっても非常に重要です。なぜなら上手く機能しているチームに共通する基本的なことは、目的意識の共有ができていることと、チームメンバーが絆を持ってお互いに信頼していることだからです。

ハイブリッドな未来に向けて

ワーカーが部分的にオフィスで働き、部分的にリモートで働くハイブリッドモデルが未来の仕事の形であるとすれば、職場に求められる真の改革は、テクノロジーの使用を増やすことそのものではなく、「柔軟性の向上」と言えます。つまりワーカーにとっては自分の働き方の選択肢が増え、ワークライフバランスを自分自身でよりコントロールできるようになるということです。

またそれにより雇用主側もより柔軟な選択ができるようになります。チームが必ずしも常に同じ地域にいる必要がないということは、少し離れた場所に住んでいるワーカーでもチームの有力なメンバーとして活用することが可能になるからです。

そして更に、この時期をオフィスや仕事場そのものを再構築するためのチャンスとする見方もあります。ハイブリッドチームの場合、オフィスは全員が毎日仕事をするための場所である必要はありません。もちろんオフィスが完全に不要になるという予測はやや早計ですが、それでもオフィスがスケールダウンする世界は容易に想像できるのではないでしょうか。オフィスは個人のワークスペースではなく、コラボレーションやミーティング、同僚との定期的な交流などのための共同スペースへと変化するのです。

留意点

このようにハイブリッドの台頭は、個々のワーカー、チーム、ワークライフ、ワークスペースにどのような影響を与えるかという点でエキサイティングです。しかしその前に、いくつか注意すべきことを確認してみましょう。

1)チームの団結力を高める

チームのメンバーがあちこちにいたり、スケジュールが合わなかったりすると、当然チームの結束は難しくなります。これは実際リモートワークへの移行時にも多く見られたことです。

この作業が綱渡りになり得ることは否めませんが、ハイブリッドチームでは、離れているからこそ「みんなと一緒である」という認識が殊更重要になります。なぜならチームメンバーは、自分が参加している、あるいは評価されていると感じられないと、孤立感や燃え尽き症候群に陥る可能性があるからです。

だからこそお互いに気を配り、手を差し伸べることが大切なのです。人が落ち込んでいる時には気付くようにし、チームメンバーにはできるだけリアルタイムでフィードバックを与えるようにしましょう。オンラインでも対面でも、チームメンバーが協力して仕事をすることを奨励し、オフィスをチームメンバーが必要なときに会ったり、笑ったり、安心して過ごせるように開かれたスペースとして活用しましょう。

2)期待に応える柔軟性

ここで綱渡りがもう一つ。それはパフォーマンスに対する期待値を維持しつつ、スケジュールや勤務地の柔軟性を確保することです。これも簡単ではありません。

もちろんこれは双方の信頼関係があるということが大前提です。労働者は雇用主が自分を信頼してくれていて、そして必要であれば自分自身のために時間を使うことができると知る必要があります。一方雇用主は、従業員が仕事をサボっていないこと、そして仕事を遂行するために彼らを信頼できることを知る必要があります。

これには事前に何を期待されているのかを話し合い、懸念事項を率直に共有するのが良い方法です。単純に双方が相手に何を求め、何を期待しているかを話し合うのです。しかし単純にと言っても、ハイブリッドチームでは多くの実験や試行錯誤が必要になるでしょう。心配される方もいらっしゃる通り、残念ながら私たちはまだ未知の領域にいるのです。つまり詳細の多くは、チームが必要とする日々の行動や交渉の中で解決されていくことになります。

3) 楽しさを追求する

しかしこれは物事を考え直したり、再構築したりする絶好の機会にもなり得ます。要は「楽しもう!」ということです。ハイブリッド性や柔軟性に対処するのは確かにストレスですが、良い姿勢で臨み、その姿勢をチームで共有することで、強力な効果が得られます。

チームが笑うためのスペースを作ることは、今まで同様非常に重要です。インフォーマルな外出、(時には)Zoomパーティー、そして対面式のソーシャルイベントをミックスすることもそのための正しいステップであり、チームが職場で実践したいと思っているハイブリッド性を強調することに繋がります。

そのためにはチームビルディングも効果的です。全員が集まって一緒に挑戦し、楽しむことで、全員のモチベーションを維持し、チームの一体感を保つことができます。またチームの一部がオフィスにいて、一部がリモートで参加するようなイベントを企画することもできます。これもまたチームのハイブリッド性を強化し、全員がそのような働き方に慣れることを助けるでしょう。

結論

長期のリモートワークで経験を経て、ハイブリッド性と柔軟性は多くの人の支持を得ました。この新しいモデルは仕事の方向性を示しています。一般的には、柔軟性を受け入れて自分たちのものにできれば、より素晴らしい結果を生み出す可能性が高いのです。

チームはそれぞれ異なるので、この新しい仕事のスタイルを採用する方法をそれぞれのチームで模索する必要があります。 しかしこの新しい道を歩むのはあなただけではありません。インバイトジャパンでは、チームの結束力を高めるためのコンサルティングから、ハイブリッドチームに役立つイベントの企画まで、様々なお手伝いをさせていただきます。私たちは、今の時代にフィットするアクティビティやプログラムを多数用意しており、チームのニーズに合ったアクティビティを作るお手伝いをすることができます。

是非お気軽にお問合せください。

ではまた次回の更新をお楽しみに。

Share this post

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin

Related Article