電話会議のためのチームビルディングのアクティビティは、会議に活気を与え、チームメンバーを活性化させることができる良いアイデアです。
多くのチームがハイブリッドワークやリモートワークのモデルに切り替えてから、もう2年以上が経ちました。完全にオフィスに戻ったチームも、オンラインツールの大きな発展により、オンライン会議が規則的かつ常態化したことに慣れたことでしょう。
もちろん、これは電話会議の面白さがとっくに失われていることを意味しています。電話会議が一般的になった今、電話会議は必ずしも魅力的なものではなくなりました。特に、電話会議は物理的に同じ部屋にいない人たちの間で行われるため、物理的なエネルギーが少なくなってしまうというのも大きな点です。
ということは、チームメンバーが電話会議に参加していることを実感し、仲間のことを知り、楽しむ機会を作ることが重要ということです。このように、電話会議はチームビルディングの一面を持ち、チームメンバー間の結びつきを強めることができるのです。
そこで、今回のブログの記事では、電話会議のための非常にシンプルで簡単に実践できるチームビルディングアクティビティのリストをご紹介します。これらのアクティビティは、いつでも行うことができ、特別な計画や準備をあまり必要としないものです。彼らは、会議自体から奪うことなく、楽しさと接続性のちょうど良い量を持っているでしょう。しかし、定期的に行えば、やがてチームの結束と対人信頼に効果があることが明らかになり、単調な電話会議は過去のものになるでしょう。
早速、電話会議のための楽しいチームビルディングのアクティビティをご紹介します。
アイスブレイク・クエスチョン
アイスブレイク・クエスチョンは、電話会議に最適なチームビルディングのアクティビティの一つです。その理由は、必要なのは質問をすることだけなので、電話会議が始まる直前や、メンバーの到着を待っている間に簡単にできるからです。
私たちは、電話会議をより楽しくするために、100のアイスブレイク・クエスチョンを選び、リストを作成しました。今回はその一部をご紹介します。
- もし過去に戻って住むことができたら、どの時代を選ぶ?それはなぜ?
- 未来と過去、タイムトラベルするならどっち?
- あなたの夢の家はどんなもの?
- お金持ちで不幸なのと、貧乏で幸せ、なるならどっち?
- あなたの理想のデートはどんなもの?
- 火星と海底、暮らすならどっち?
- もし何かチャリティーやボランティア団体を始められるとしたら、何をしたい?
- もし超能力を1つ持てるとしたら、何にする?
- 汚れた体にきれいな服を着るのと、きれいな体に汚れた服を着るの、より許せないのはどっち?
- お風呂派?シャワー派?
- 完璧な視力か完璧な聴力、得られるとしたらどっちを選ぶ?
このタイプのアイスブレーカーはシンプルで短い質問なので、時間も労力も使わずに会議を盛り上げることができます。
オンライン・スカベンジャーハント
チームビルディング会社として、私たちインバイトジャパンは「スカベンジャーハント(がらくた集め)」というゲームが大好きです。とは言え、電話会議で行うチームビルディングのアクティビティとなると、一通り行うには時間が足りないのが実情です。幸いなことに、オンライン・スカベンジャーハントは、屋外でのスカベンジャーハント(街歩き謎解き)と同じ楽しさを通常の会議に取り入れることができます。
オンライン・スカベンジャーハントでは、プレイヤーは与えられた制限時間内に、ある物、またはある数の物を見つけなければなりません。例えば、「P」で始まるものを探してもらい、その結果を共有するなど。あるいは、家の中にある「緑色のもの」をできるだけ多く見つけてもらう、という課題でも楽しいでしょう。
リフレクション・クエスチョン(振り返り質問)
電話会議のチームビルディングアクティビティにもう少し深みを持たせたいと考えているチームには、リフレクション・クエスチョンがおすすめです。リフレクション・クエスチョンは、性質としてはアイスブレイク・クエスチョンに似ていますが、その目的はチームやその目標、改善方法についてのより真剣な議論を刺激することです。
私たちはチームの内省を促すことができる質問を60個ほど用意していますが、ここではそのいくつかをご紹介します。
- あなたのチームの最大の目標は何ですか?
- あなたのチームでは、「成功」をどのように定義していますか?
- コミュニケーションをより効果的にする方法として、どのようなものが考えられますか?
- あなたのチームは、物事を成し遂げることに長けていると感じますか?
ディスカッションは好きなだけやってもいいのですが、時間がなくて電話会議を進めなければならないときは、少しルールを決めたり節度をもってやるといいかもしれませんね。
ルームツアー
特に在宅勤務の多いチームにとって、ルームツアーは電話会議のための素晴らしい息抜きになります。チームメンバーの仕事以外の生活を垣間見ることができ、チームの絆を深める良い質問を生み出すことになることでしょう。
このアクティビティでは、チームメンバーに自宅を案内してもらうだけです(もちろん、安心して見せられるものだけにしましょう)。各メンバーが複数の会議の前に自分の家を紹介するように、このアクティビティを分割して数回実施することもできます。このアクティビティではメンバーに少し無防備になってもらう必要がありますが、チームビルディングにおいて、それは必ずしも悪いことではありません。
ショウ・アンド・テル(Show and Tell)
このゲームはアイスブレイクの定番ですが、これを電話会議に応用するだけです。チームメンバーに、自分にとって大切なモノを紹介し合ってもらいます。あるいは「自宅で仕事をするときに一番使うもの」「今でも持っている古いもの」「プレゼントされたもの」など、持ち寄るモノのテーマをいろいろと考えるのもいいでしょう。
このリストで紹介した他の電話会議のためのチームビルディングのアクティビティと同様に、このゲームの目的はお互いのことを知り、より大きな繋がりになるような興味深い会話をすることです。
エクササイズ
電話会議の前に簡単なエクササイズをすると、楽しいだけでなく、体にも良いうえエンドルフィンが分泌されて、会議中もみんなが少しハッピーになります。ちなみにインバイトジャパンでは、毎朝「ラジオ体操」をやっています。
毎回同じエクササイズを行うこともできますし、毎回違うものを変えて行うのも良いでしょう。チームメンバーが交代で他のメンバーをリードしてルーティンを行うことで、別のレイヤーを追加することもできます。大切なのは、あまり深刻に考えすぎないことです。みんなが笑いながらやれば、その後の会議では気分も軽くなり、リラックスできるはずです。
良いこと報告(Best Thing)
良いこと報告(Best Thing)は、電話会議の前にできる、とてもシンプルなアクティビティです。チーム内で簡単にできる「チェックイン」のようなものとも言えます。グループ内を回り、各メンバーに与えられた期間内(先週、先月、昨年など)に起こった最も良い出来事を共有してもらうだけです。
これは、チームビルディングのための簡単なアクティビティとして非常に有効です。なぜなら、他のチームメンバーにあなたの人生で何が起こっているか、あなたにとって何が重要かを知らせると同時に、みんなの楽観的で幸せな気持ちを高めることができるからです。このような感情を共有することで、チームはより強くなり、より強い絆を感じることができるのでしょう。
外には何がある?(What’s Outside)
外には何がある?(What’s Outside)は、ルームツアーと似ていますが、自分の家を見せるのではなく、窓の外にあるものを見せる(または説明する)のが特徴です。特に国際的なチームでは、メンバーによって自宅からの景色が大きく異なるため、電話会議でのチームビルディングのアクティビティとして最もお勧めの方法です。
バーチャル背景
このチームビルディングのアクティビティは、メンバーが使うさまざまなバーチャル背景と、それがメンバーにとってどのような意味を持つのかを知って遊ぶものです。これは「show and tell」にも似たものですが、モノを紹介する代わりに背景を使用します。
チームメンバーには、自分にとって意味のある背景を選んで設定してもらいます。お互いの画面を見比べた後、なぜその背景を選んだのかを説明してもらいます。きっと面白い話になり、お互いの人生をより深く知ることができるはずです。
今日学んだこと
電話会議のためのチームビルディングアクティビティの最後は、共有学習と関係があるものをご紹介します。チームメンバーが学んだことを共有し、仕事に関することでも仕事以外のことでも、互いに学び合うことが大切です。このような学習は、チームをより団結させ、信頼と理解のためのより良い基盤を作ります。
「今日学んだこと」では、グループを回って、今日(または最近)新たに学んだことについて、各メンバーに話してもらいます。それは、楽しい事実でも、自分自身に関することでも、考えさせられた質問でもかまいません。共有することで、チームメンバー全員が新しいことを学び、それぞれのメンバーの個性や、何が彼らを惹きつけているのかを知ることができます。