チームのリーダーシップ能力を飛躍的に向上させる10のリーダーシップ・チームビルディングアクティビティ

ご存知のように、今月は「リーダーシップ」をテーマにこのブログをお届けしています。その中心的なテーマは、「リーダーシップのスキルは、チームメンバー全員が共有できるものであり、共有すべきものである」というものです。本来、チームの誰もがリーダーになる能力を持っています。広く行き渡る包括的なリーダーシップ文化を持つことで、個々のチームメンバーはモチベーションを高め、潜在能力を伸ばすことができ、チームはより弾力的で一体感のあるものになるのです。

前回、「チームにおいてセルフリーダーシップをどのように促進するか」というブログ記事で、チームにおけるリーダーシップスキルの普及をさせるのに最適な方法の1つは、チームビルディングであると述べました。チームビルディングでは、さまざまな方法でチームをテストすることで、異なるリーダーシップのスタイルを輝かせることができるからです。また、チームビルディングに挑戦することで、メンバー同士の関係がより緊密になり、対人関係におけるリーダーシップスキルが強化されます。

その続きとして、このブログ記事では、チーム全体のリーダーシップを強化・促進することができる、優れたチームビルディングのアクティビティをいくつかご紹介します。これらのアクティビティは、特にリーダーシップに重点を置いて選んだものです。また、チームとしてリーダーシップの価値について話し合ったり、各メンバーがリーダーの役割を担ったりすることで、チーム全体が参加できるようなアクティビティが選ばれていますので、是非参考にしてみてください。

オンラインチームビルディングゲーム(Tabitantei、シークレットエージェント:ザ・ファーストミッション)

インバイトジャパンがご提供しているようなオンラインチームビルディングゲームは、どこからでもプレイできるため、リーダーシップ・チームビルディングのアクティビティとして最適な選択肢の一つです。これらのゲームは、完全なオンライン環境下で、数々のチャレンジを通してチームの様々なスキルをテストします。

ゲームを進める中で、チームは共に決断し、どう進むべきかを考えなければなりません。そして、このようなオンライン体験の進行には、チームをひとつにまとめ、成功させるためのリーダーシップが求められます。  

屋外街歩き謎解き

屋外での街歩き謎解きは、街中の特定の場所でパズルを解くために、チームで心躍るような冒険に出掛けるものです。建物、ファサード、モニュメントにある要素を使ったパズルと課題は、チームをさまざまな方法でテストします。

ですから街歩き謎解きも、リーダーシップのチームビルディングアクティビティとして最適です。チームメンバーは協力しなければなりませんし、実際にチームで街中を効率よく散策しながら時間内にパズルを解くためには、異なるチームメンバーが責任を持ってチームを成功に導くことが求められます。 

ワークショップ

インバイトジャパンでは、ワークショップとは、チームビルディングに関連する特定のテーマ(例えば、チームリーダーシップとも関連性の高い「心理的安全」や「チームの役割」など)に沿って企画された補助的なアクティビティや講義のことを指します。前述のように、共に学ぶことは、チーム全体のリーダーシップを育む生産的な方法です。一緒に学ぶことで新たなリーダーも育ち、人と人との繋がりが生まれ、チームの一体感や信頼感、モチベーションが高まります。

スーツケース・ミステリー(派遣型屋内ゲーム)

スーツケース・ミステリーは、インバイトジャパンのリーダーシップ・チームビルディング

ゲームの代表的なものの一つです。このゲームは、箱の中に入った脱出ゲームのようなもので、チームは次々に飛び出す一連のパズルを60分以内に全て解き明かすという課題が与えられます。

このパズルは他のパズルベースのアクティビティ同様、さまざまな能力が試されると同時に、状況が非常に斬新であるため、チームメンバーは協力し合い、情報を共有し、瞬時に判断することが求められます。特に新入社員研修などでは、メンバーのリーダーシップや才能を引き出すことができるため、非常に人気のあるゲームです。  

Yes Let’s!(いいね、やろう!)ゲーム

「Yes Let’s」は、簡単にできて準備に時間がかからない、優れたリーダーシップチームビルディングのためのアクティビティです。このゲームでは、チームメンバーが交代で「リーダー」になります。リーダーは、他のメンバーと「やること」を提案します。それは何でもよく、奇妙で非現実的な内容であればあるほど良いでしょう(例:「月に行こう」、「トラと遊ぼう」、「スーパーヒーローになろう」、など)。 

他のメンバーは、「いいね、やろう!(Yes let’s!)」と言って、その内容を実行しているような簡単な演技をします。もしその提案が好ましくない場合は、明るく「Noー!」と床に倒れ込むことで、拒否の意志を示して離脱することも可能です。この流れを、アクティビティに参加するメンバーがいる限り繰り返してプレイしましょう。

「尊敬するリーダー」について議論する 

 “Leaders You Admire “も、比較的簡単なリーダーシップチームビルディングのアクティビティです。まずチームメンバーは3〜4人のグループに分かれて座り、個人的に尊敬するリーダー、あるいはインスピレーションを与えてくれるリーダーを思い浮かべてもらいます(個人的に身近な人物でも、歴史上の人物や有名人でも構いません)。次に、そのリーダーを尊敬する理由をすべて書き出します。そして、自分が思い浮かべたリーダーと書き出した理由を他のメンバーと共有しましょう。

このアクティビティは、実際のリーダーを話のきっかけに、チームメンバーがリーダーシップについて具体的に考えるというものです。さらに、このアクティビティを一歩進めて、各グループのリストを組み合わせて、「理想のリーダー」を作ってみることもできます。理想のリーダーとはどのような人物か、どのような状況でどのように行動するか、どのような価値観を持つ人物か、などを描き出してみましょう。

「リーダーシップのスタイル」について議論する

次のアクティビティは、リーダーであることの意味をチームで話し合い、議論するといった内容で、他のもの同様リーダーシップチームビルディングに最適です。以下の状況的リーダーシップ・モデルの4つのリーダーシップ・スタイルをベースにディスカッションをします。

  • 指示型(Directing Style)
  • 指導型(Coaching Style)
  • 支援型(Supporting Style)
  • 委任型(Delegating Style)

チームを3~5人のグループに分けて、各グループに紙を4枚渡します。それぞれの紙に上記のリーダーシップスタイルを1つずつ記入し、グループごとにブレインストーミングを行なって、それぞれのスタイルがもっとも力を発揮すると思われる状況を書き出してもらいます。

 各グループが終了したら、チーム全体でディスカッションを行いましょう。そして、各グループに共通する状況や、各スタイルへのアプローチの仕方に違いがありそうなところを確認します。 

昨日の自分を評価する

この簡単なリーダーシップ・チームビルディングアクティビティは、チームメンバーが日々のスケジュールと、それが長期的な計画や目標にどのように適合するかについて話し、アイデアを共有するものです。目標設定はリーダーシップの大きな部分を占めるので、目標設定や目標についてより意識的に考えることを促すアクティビティは非常に有益であることを覚えておきましょう。

各自、1枚の紙を縦に2つに切ってもらい、片方には昨日やった仕事を書き出して、もう一方の紙には、その仕事が長期的な目標に合致しているかどうかを評価して書き込みます。その後、小グループに分かれて、書き出した内容について話し合いましょう。

チームメンバーにとってはなかなか共有しにくいことかもしれませんが、個人とチーム全体でどのような目標が実行されているのかを把握するためには非常に良いことです。また、日々の仕事のスケジュールや、どの仕事が実際に重要であるかなど、生産的な会話に繋がることもあるでしょう(時間管理も、リーダーシップの重要な要素のひとつです)。  

「今から一年後…」

「今から一年後…(One Year From Now)」も目標設定型のリーダーシップ・チームビルディングのアクティビティで、チームメンバーに将来について考え、大きな目標を小さなステップに分割してもらうものです。このアクティビティもかなりシンプルで、1枚の紙に、今から1年後、どのような生活をしているか、どのような仕事をしているか、どのような責任を負っているか、どのようなライフスタイルを送っているかなど、自分のなりたい姿を書き出してもらいます。 

そして、そこから逆算してもらうのです。そのイメージを実現するために、6ヶ月後に何をするのか想像してください。3ヶ月後はどうでしょうか?1ヶ月後?1週間後?1日後?それができたら、小グループに分かれて共有してもらいます。

インプロ(即興)シナリオ演劇 

インプロ(即興演劇)は、さまざまなリーダーシップスキルを低リスクの環境で試すことができる、非常に有効かつ楽しい方法です。まずチームメンバーに、職場でリーダーシップを必要とする場面(採用、新しいプロジェクトの立ち上げ、会議の進行など)を小さめの紙一枚につき一つずつ書き出してもらいます。シチュエーションはどれだけ細かくてもかまいません。書き終わったらすべての紙を集めて、混ぜ合わせます。

次に、3〜4人のグループで部屋の前に出てきてもらい、一枚引いた紙に書かれた状況を、他のグループの前で「演じる」ようにします。見ているチームメンバーは、演技を一時停止してもらい、アドバイスや提案をしてもらいましょう。また、演技の内容について必ず話し合いを行い、振り返ったり一緒に学んだりすることができるようにしましょう。

チームビルディング完全
ガイドブック

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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。