ニューノーマル時代における新しい形の新入社員研修

新入社員研修

新型コロナウィルス感染症拡大の影響により緊急事態宣言の解除が先送りされる中、2021年の新年度も昨年に引き続き、入社式や新入社員研修、内定者向け研修などを中止、または延期せざるを得ないなど、多くの会社が計画の変更を余儀なくされています。人事を担当されている方は、新入社員の受け入れに向けて様々な準備に追われていることでしょう。

本来なら、新たな環境で働くことへの期待に溢れている時期ですが、入社後あまり出社する機会がなく、慣れないまま在宅でのリモートワークへと移行するケースもあり、その状況に見えない不安を抱える新入社員も少なくないでしょう。とくに、受け入れ体制が十分に整っていないと、働く環境や会社の制度自体への不信感が募ったり、新しい人間関係への不安がいつまでも払拭されない可能性もあります。そのため、新入社員にとって居心地の良いチーム環境をなるべく早く構築すること、またチーム内でスムーズにコミュニケーションが取れ、お互いのサポート体制を整えることがとても重要になってきます。

インバイトジャパンでは、新入社員や内定者向けの研修に活用できる各種チームビルディングプログラムを提供しています。オリジナルのアクティビティや謎解きパズルを活用したプログラムは、どれもソーシャルディスタンスを保ちながら参加者の安全を考慮した設計になっています。リモートワークで参加者が離れた場所にいても、チームで楽しく協力することができ、知らず知らずのうちに仲良くなれる充実した内容となっていますので、今までとは違うニューノーマルの門出にぜひご活用ください!

1. まずはお互いのことをよく知ろう!

お互いのことをよく知ろう!

新入社員にとって不安や緊張を仰ぐ原因の1つに、お互いのことを知らないことから起こる漠然とした不安があります。ですので、彼らにとって心地よい環境を作るには、まずお互いをよく知ることが大切です。オフィスで顔を合わせていれば、休憩室やランチでの挨拶や雑談などを通し、少しずつ仲良くなれるチャンスがたくさんあります。しかし、リモートワークという環境下ではそのような機会が一切なくなり、パソコンの画面上で顔と名前は知っているけれど、どういった人物なのか、どんなことに興味があるのか、どんな特技があるのかなど、お互いに知るチャンスがないまま時が経過してしまいます。

そんな時におススメなのが、全社員の自己紹介タイムを設けることです。しかし会社の規模にもよりますので、大企業の場合は時間の浪費とならないよう部署ごとチームごととするなどの配慮も必要です。自己紹介は新入社員のみならずチームメンバー全員が行うことをお勧めします。チームが新入社員のことを知るのも大切ですが、新入社員に上司や先輩社員がどういった人物なのか知ってもらうことも重要です。それぞれ自己紹介をすることで、お互いの共通点を発見できたり親しみを感じやすくなり、その後の双方向でのコミュニケーションがより円滑になります。自己紹介する際には、画面共有しながらのショートプレゼン形式にすると、視覚と聴覚の両方からの情報が入る為、更に印象に残りやすく良いかもしれません。

2. アイスブレイクを取り入れよう!

自己紹介をした後は、みんなで気軽にできるアイスブレイクアクティビティを取り入れてみましょう。アイスブレイクとは、緊張した硬い雰囲気をカチカチの氷(アイス)に例えてそれを壊す(ブレイク)手法のことで、参加者の緊張や不安を溶かし、場を和ませ円滑なコミュニケーションを促すことができます。インバイトジャパンのチームビルディングでも、アイスブレイクとして、オリジナルのゲームを使ったミニアクティビティに参加者全員で取り組んでもらいます。アクティビティの中には体を動かすものもあるので、心身ともにリフレッシュすることができます。また、チームに分かれて行うアクティビティもあるので、自然とチームメンバー間の団結力が生まれ、良好な関係を築くやすくなるでしょう。

3. 1on1ミーティングを設定しよう!

1on1ミーティング

新社会人としての第一歩を踏み出すときは、誰もが不安や緊張を抱えています。大勢の前で話すのが苦手な人も多いと思います。また、全体のオンライン会議では人数が多く、誰がどこの部署にいて、何を担当しているのかを全て把握するのは非常に困難です。そのため、入社後の早い段階で1対1で話せる機会を設けると、お互いを一個人としてよく知ることができ、心の距離がぐっと縮まります。面接のような堅苦しい雰囲気ではなく、明るく楽しい雰囲気を心がけてください。お互いを知る時間なので、趣味の話だけでもOKですが、上司や先輩社員からは、自身の担当している仕事の内容や得意な分野やスキルなどの説明もあると、今後新入社員が仕事を進めていく過程で疑問や課題が生まれた時に、誰に相談すべきかを見極めることができるでしょう。

1on1ミーティング(対話)は入社時のみならず、月に1~2回程度定期的に行うことが理想的です。通常業務の中ではなかなか改めて話す機会がないけれど、先輩社員の話を聞きたいと考えている新入社員は多くいます。お互いに自然体で話す場を設けることで、上司や先輩社員は日常から新入社員の仕事の状況や悩み・不安を把握するのに役立ち、もし何か問題があれば早めに対処することができます。また、上司や先輩社員自身がオープンになることで、新入社員は安心感や信頼感を持つことができ、些細なことでも相談ができる関係性を築くことができます。また、このミーティングを通して本人が気づいていないような隠れた才能ややる気を引き出すこともあります。

4. 同期入社社員との『絆』の重要性

入社後の慣れない時期は、新入社員にとって一番不安が大きい時期です。同じタイミングで入社した同期の仲間は、一番相談しやすい身近な存在になります。上司や先輩には話せない悩みや愚痴も気軽に話せ、同じ苦労を共感して励まし合える大切な存在です。

本来なら入社前研修から何度も顔を合わせることで、徐々に仲間としての関係性を構築することができますが、従来型の対面での研修が難しい今は、これまで以上に意識的に、同期入社社員を対象としたチームビルディング研修を設ける必要があります。グループワークを通して、会話をする時間を十分に設けることがポイントです。インバイトジャパンの提供するチームビルディング研修は、ゲーム感覚で行える楽しいアクティビティを中心としてますが、夢中になり課題に取り組む中で、仲間を気にかけ思いやる心を育みます。また、課題を乗り越える喜びと達成感を共有することで、一緒に働く仲間や会社に対しプラスの感情を生み出します。共に学び、共に困難を乗り越えられる大切な仲間の存在は、その後の早期離職を防ぐためにも大切な要素です。

5. 心理的安全性の高いチームを作ろう

チーム内で問題が発生した時、メンバーで協力しながら問題解決へとつなげられる体制づくりがとても大切です。それにはまず、メンバー全員にとって安全な場所を提供することが重要です。メンバーにとって安全な場所、それは1人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、自分の考えや感情を安心して気兼ねなく発言できる環境です。

心理的安全性の高いチームは、建設的な議論が可能になり、生産性も向上すると言われています。一方、心理的安全性が低い状態のメンバーには主に次の4つの不安があり、その不安から自分の言動を阻害してしまうため、個人やチームのパフォーマンスに悪影響を及ぼし、チーム全体としての質の低下や、仕事の生産性の低下につながると言われています。

【4つの不安と及ぼす影響】

①『IGNORANT:無知だと思われる不安』から、質問や相談が十分にできない。

②『INCOMPETENT:無能だと思われる不安』から、ミスをしてしまった時に報告せず隠そうとしてしまう。

③『INTRUSIVE:邪魔をしていると思われる不安』から、自発的な発言を控えたり新しいアイデアを提案しづらい。

④『NEGATIVE:ネガティブだと思われる不安』から、改善のために必要な指摘や提案をためらってしまう。

これらの不安を取り除き、チームの中で個々が自分らしくふるまう事ができ、安心して何でも言い合えるオープンで健全なチーム作りを目指しましょう。

リモートワーク下では寂しさや疎外感が増す社員も少なくなく、特に新入社員はこの春から上京して1人暮らしを始めた人も多く、新しい環境や業務に馴染むまで様々な不安を抱えがちです。チーム全体でサポートしましょう。

6. 新入社員の感性や価値観に目を向ける

2021年に新社会人となるのは、1990年代中盤以降に生まれた「Z世代」と呼ばれる世代です。Z世代は生まれた時から便利なデジタルツールに囲まれて育ったデジタルネイティブなだけでなく、ソーシャルメディアやデジタルデバイスを駆使し、情報リテラシーが高く、時代の最先端を生きています。社会問題への関心が高く、優れた情報収集能力と敏感な感性を持つ彼らの声には、これからのビジネスへの様々なヒントが隠されています。

またZ世代の特色として、堅実で社会貢献への意識が高く、互いの個性や多様性を重視する傾向があります。積極的に彼らの意見に耳を傾け、価値観を尊重し、1人ひとりが活躍しやすい職場環境を作ることが大切です。

7. まとめ

いかがでしたか?

4月からの新年度を迎えるにあたり、新入社員の働きやすい職場環境を整えることの重要性とポイントをお伝えしてきました。

インバイトジャパンでは、新入社員向けの各種チームビルディングプログラムをご用意しております。参加者は楽しくアクティビティを行うことで、離れていても協力し合うことができ、自然とお互いの距離が縮まり、チームとしての絆が生まれます。

各プログラムの詳しい内容については、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。