- クライアント名:FOODSCLASSIC CO., LTD.
- 業種:商社(食品の輸出入及び卸売)
- 利用したサービス:オンライン謎解きチームビルディング『Tabitantei』
今回、ご利用いただいたFOODSCLASSIC様は、タイ・バンコクで水産物を中心とした食品の輸出入及び卸売りを行う貿易会社です。従業員は約100名で、タイ人、日本人、フランス人、ミャンマー人、ラオス人などの従業員で構成されている国際色豊かな職場です。オフィスでは、タイ語、日本語、英語にてコミュニケーションを行なっています。
FOODSCLASSIC様が当社のオンラインチームビルディング『Tabitantei』を導入するに至った経緯や効果について、CEOのKEIKO様にお話を伺いました。
チームビルディング研修前の課題
課題1
提携工場や海外とのやり取りが多い貿易会社の特性から、24時間シフト制を取っています。そのため、同じ部署に所属していても、社員同士がゆっくり話せる機会がなかなか持てず、コミュニケーションが不足しているという課題を抱えていました。そこに新型コロナウイルス感染症拡大が起きたことにより、事業所の休業や時短勤務を余儀なくされ、ますますコミュニケーションが希薄になりました。情報伝達も上司から部下への一方通行であることが多く、双方に遠慮や溝を感じるようになり、社内の関係性を改善する必要性がありました。
課題2
長引くコロナの影響で、将来や経済面への不安やストレスを感じたり、出勤が困難になるスタッフも出始めていたので、少しでもストレス解消になるような楽しいイベントを企画したいと思いました。
課題3
オフィスには一人一台のパソコンがありますが、業務内容によってはパソコンに不慣れな社員もいました。そのため、リモートワークへの移行がスムーズにいかず、パソコン作業が得意な社員に仕事が偏ってしまったり、情報伝達がうまくいかず、仕事の内容が限定されてしまったりすることがありました。コロナ禍での新しい働き方に備えて、今後も様々なツールに慣れていく必要がありそうです。
チームビルディング導入のきっかけ
Q. 当社のプログラム『TABITANTEI』を知ったきっかけは何ですか?
KEIKO:製薬会社に務める知人から、彼女が会社のイベントで参加した謎解きオンラインチームビルディングに関する話を聞いたのがきっかけです。通常の企業研修とは違い、ゲーム感覚で参加できるため、あっという間に時間が過ぎ、イベントが終わる頃には上司や同僚との間に自然と仲間意識が芽生えていたと聞きました。
我が社の社員は決して仲が悪いわけではないのですが、なんとなくお互いに遠慮しがちなところがあります。そんな垣根を取り払うために、遊び感覚で楽しめるオンライン謎解きチームビルディングをやってみることにしました。
Q. 新型コロナウイルス蔓延により、働き方に変化はありましたか?
KEIKO:一部リモートワークを導入し、オフィスの休業や時短勤務などを実施しました。業務内容によっては、毎日出勤しなければならない従業員もいましたが、出社による感染への不安は常にあったようです。リモートワークが増えてからは、オンライン会議での話し合いや、情報伝達など、業務上のやりとりのみになり、コミュニケーションの頻度が少なくなっているのを感じました。
Q. オンライン謎解きチームビルディング『Tabitantei』に魅力を感じた点や、当社に決めた理由は何ですか?
KEIKO:さまざまな国籍の従業員が働く我が社にとって、まず一番の条件は、英語(もしくはタイ語)と日本語のバイリンガルでの参加が可能なことでした。そこで見つけたのが、インバイトジャパンのバイリンガルチームビルディングサービスでした。問い合わせの段階から、日本語と英語の両方の資料を送って下さったりと、丁寧な対応が好印象でした。
他にも何社か検討してみましたが、チームビルディング会社の多くは高額な上、少人数のグループを対象としてはいませんでした。インバイトジャパンは少人数からでも受け入れてくれること、また料金設定がわかりやすく、他社と比べリーズナブルだったことも、決め手となりました。
また、日本各地を巡りながら謎を解くというテーマは、コロナ禍で自由に帰国できない海外在住の日本人スタッフや、日本企業で働いてくれている現地のスタッフにとって、興味深いものになるだろうと考えました。
ソリューション/解決策
Q. 実際に参加してみていかがでしたか?
KEIKO:スタッフの大半は、オフィスからの参加となりました。最初はツールに不慣れなスタッフもいて、初めてのオンラインイベントにやや緊張した面持ちでした。しかし、ZOOMの使い方やゲームに必要なアプリの説明などがあり、さらにミニクイズなどをやり進めるうちに、徐々にオンラインツールに慣れていくことができました。
ゲームの本編が始まってからは、各チームにスタッフの方が付いてくださったので、躓いた時は助けてもらいながらも、チームでなんとか協力して進めることができました。それぞれが他の人を気遣い、尊重し合い、声を掛けながら実施していたのが印象的でした。ツールを使いこなすのに時間がかかったり、難しいパズルで行き詰まることがあり、最終的にクリアできた問題数は全体の半分程度でしたが、制限時間ぎりぎりまで熱中してゲームを楽しむことができました。
チームビルディング導入の効果
Q. 今回、オンラインチームビルディングを行なったことで、御社が抱えていた課題は解決されたでしょうか?
KEIKO:久しぶりに、社員同士が仕事を離れて楽しむことができました。ゲーム内では、上司や部下といった立場に関係なく、積極的に発言したり、手を差し伸べたりしていたようです。
イベント終了後も、しばらく「あのパズルはどうだった」「〇〇さんがパズルが得意で意外だった」と、オフィス内が盛り上がっていました。共通の話題ができたことで、職場のコミュニケーションが活性化したように思います。
イベントの最後に撮っていただいた集合写真は、大切な記念品になりました。プリントアウトしてオフィスの壁に貼っています。いつかコロナが落ち着いたら、このメンバー全員をリアルな社員旅行に連れて行ってあげたいですね。
今後の展開
Q. 今後、御社では継続した「チーム作り」について、どのようなことを計画されていますか?
KEIKO:今後も定期的にチームビルディングを実施し、社員が仕事以外の場で積極的にコミュニケーションが取れる機会を設けていきたいと思います。コロナが落ち着いたら、社員全員で日本に行って、対面式のリアル街歩き謎解きチームビルディングを体験したいです!
KEIKO様、本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!