チームビルディング研修の費用は、インバイトジャパンの主要プログラムで参加人数20名の場合、1人あたり16,000円から25,000円以上という金額が確認されています。土日開催には30%の追加料金が発生するほか、開催時間の延長やカスタマイズによって金額はさらに上がります。自分たちで進めるアイスブレイクであれば、費用は0円です。この金額を左右する要素は、プログラムの形式と参加人数の2つです。
プログラムの形式と参加人数は互いに影響し合います。同じプログラムでも、参加人数が増えるほど1人あたりの費用は下がるため、金額を一つの数字だけで答えることはできません。本ガイドでは、海外の米ドル建て相場ではなく、国内ベンダーの実際の見積もりデータをもとに、この2つの要素とその他の価格変動要因を整理します。
外資系企業で人事や総務を担当し、イベントを計画している方にとって特に役立つのは、実際の円建て金額、具体的な予算例、そしてほとんどの料金ガイドが触れていないバイリンガル対応ファシリテーションの費用です。
形式別に見るチームビルディング研修の料金
料金を最も大きく左右するのは、プログラムの形式です。インバイトジャパンの主要プログラムでは、参加人数20名の場合、1人あたりの料金は屋内型パズル形式で16,000円から、屋外型レース形式で25,000円までとなっています。自分たちで進める場合は0円という選択肢もあります。
マネージャーが外部ファシリテーターを使わずに進める自主開催のアイスブレイクであれば、社員の時間以外に費用はかかりません。参加人数20名を基準とした、形式ごとの1人あたりの料金は次のとおりです。
- 自主開催アイスブレイク(ファシリテーターなし):0円
- スーツケースミステリー(屋内型の謎解きゲーム):1人あたり16,000円から
- ヒドゥン・シークレット・ジャーニー(屋外型の宝探しイベント):1人あたり20,000円から
- ニンジャレース(屋外型のチーム対抗レース):1人あたり25,000円から
これらは参加人数20名の場合の最低料金です。開催時間、オプション、開催場所によって最終的な金額は上がります。詳細は後述します。
オンライン形式やハイブリッド形式、複数日にわたる社外研修(オフサイト)は、これらの料金帯には含まれません。オンライン形式は一般的により低コストで、複数日の社外研修は交通費や宿泊費が加わる分、料金は高くなる傾向があります。インバイトジャパンはこれらの固定料金をまだ公開していないため、検討している場合は直接問い合わせてください。
同じ形式であっても、参加人数が増えるほど1人あたりの料金は下がります。次のセクションで詳しく説明します。
| 形式 | 1人あたりの料金(20名の場合) | 実績のある参加人数 | ファシリテーション | プログラム例 |
|---|---|---|---|---|
| DIY・自主開催 | 0円 | 制限なし | 自主開催 | 該当なし |
| 屋内型パズル | 16,000円から | 5名〜110名以上 | ファシリテーター付き | スーツケースミステリー |
| 屋外型宝探し | 20,000円から | 15名〜40名以上 | ファシリテーター付き | ヒドゥン・シークレット・ジャーニー |
| 屋外型レース | 25,000円から | 20名〜110名以上 | ファシリテーター付き | ニンジャレース |
参加人数が料金に与える影響
ファシリテーターの稼働時間や準備にかかる費用は、参加人数が変わってもほぼ一定であるため、参加人数が増えるほど1人あたりの料金は下がります。インバイトジャパンのスーツケースミステリーは最低5名から参加でき、人数が増えるとファシリテーターも追加されますが、それでも固定費用を多くの人数で分け合う分、1人あたりの料金は下がります。
この傾向はヒドゥン・シークレット・ジャーニーで顕著に表れています。インバイトジャパンの見積もりでは、参加人数20名の場合は1人あたり20,000円、40名の場合は1人あたり16,000円となっており、人数が倍になると料金は実際に下がっています。同じ傾向はニンジャレースやスーツケースミステリーにも当てはまりますが、20名・40名以外の参加人数における正確な料金カーブは、まだ限られたデータでしか確認されていません。20名から40名の範囲外の金額は、直接見積もりを取るまでは目安として扱ってください。
参加人数100名以上のイベントを検討している場合は、インバイトジャパンの大人数向けチームビルディングアクティビティのページで、その規模での料金を直接確認できます。この規模での実際の見積もり例は後述の予算例で紹介しますが、金額は参加人数だけでなく、形式・開催日・開催場所によっても変わります。
料金を左右するその他の要因
形式と参加人数で決まる基本料金に対して、さらに5つの要因が金額を調整します。開催時間、開催曜日、開催場所、対応言語、オプションの5つです。
開催時間
ファシリテーション費用はセッションの長さに応じて発生するため、開催時間が長い、あるいは内容が複雑なセッションほど、参加人数20名時の1人あたり16,000円から25,000円という金額を上回ります。インバイトジャパンは開催時間ごとの料金表を公開していないため、必要な開催時間が決まった段階で正確な金額を確認してください。
開催場所と物流
インバイトジャパンが公開している1人あたりの料金は、東京23区内の会場を前提としています。23区外の会場では、輸送や移動にかかる物流費が別途加算されます。インバイトジャパンの対応エリアのページでは、京都、大阪、新潟、沖縄など、東京23区外でファシリテーターを派遣できる地域を確認できます。
大阪で開催された参加人数17名のスーツケースミステリーの実際の見積もりは、総額459,760円、1人あたり約27,045円で、同じ人数規模の東京の最低料金を大きく上回りました。この金額には参加人数と開催場所の両方が影響しているため、固定の地域加算額としてではなく、1つの実例として捉えてください。
通常の予約には、少なくとも2週間前までの申し込みが必要です。ブランドロゴ入り資材のようなカスタマイズオプションには、さらに長いリードタイムが必要になります。実際に、約1か月前に依頼されたバナーのカスタマイズ対応は、間に合わなかった事例があります。標準プログラム以外を希望する場合は、余裕を持ったスケジュールを組んでください。
バイリンガル対応・多文化対応のファシリテーション
2言語での提供体制について触れているチームビルディングガイドはほとんどありません。アメリカやイギリスの国内向けサービスでは、この点が話題になることがほとんどないためです。
インバイトジャパンはバイリンガル対応の企業向けチームビルディングプログラムを提供しており、ゲーム資材は英語と日本語の両方で用意されています。当日のファシリテーションも、英語・日本語のいずれか、または両方で実施可能です。バイリンガル対応のファシリテーションは基本料金に含まれており、別料金にはなりません。
オプション・追加サービス
振り返りワークショップ、カスタムコンテンツ、専門モジュールを追加すると、各プログラムの基本料金に上乗せされます。インバイトジャパンが公開している料金には、こうしたオプションの具体的な内容や1人あたりの費用は含まれていないため、標準アクティビティ以外の追加を検討している場合は、内訳が分かる見積もりを依頼してください。
料金の具体例
ここまでの要因を実際のチームに当てはめると、具体的な金額が見えてきます。東京都心で平日に20名のチームがイベントを開催する場合、最低料金の目安はスーツケースミステリーで320,000円、ヒドゥン・シークレット・ジャーニーで400,000円、ニンジャレースで500,000円です。
| プログラム | 1人あたり | 20名の場合の総額 |
|---|---|---|
| スーツケースミステリー | 16,000円から | 320,000円から |
| ヒドゥン・シークレット・ジャーニー | 20,000円から | 400,000円から |
| ニンジャレース | 25,000円から | 500,000円から |
これらは最低料金です。開催時間の延長、23区外の会場、土日開催、オプションの追加によって、総額はこの金額を上回ります。
一方、規模の大きい実例としては、日曜日に開催された参加人数110名のニンジャレースの見積もりがあります。30%の週末加算を含めた税込総額は2,359,500円、1人あたりでは21,450円でした。週末加算が含まれているにもかかわらず、20名時の最低料金である25,000円よりも1人あたりの金額は低く、参加人数による割引効果が他のコスト増をどれだけ相殺しているかが分かります。確認されている参加人数の実例はまだ限られているため、これは計算式ではなく1つの実例として扱ってください。
料金に含まれるもの
インバイトジャパンの1人あたりの料金には、ファシリテーター、サポートスタッフ、ゲーム資材、その資材の輸送費、そして必要に応じたバイリンガル対応ファシリテーションが含まれています。ケータリングや会場レンタルが含まれるかどうかは明記されていないため、予算を確定する前に別途確認してください。自社で会場を用意する場合は、見積もり依頼の際にその旨を伝えてください。料金が変わる場合があります。
隠れた追加費用の有無
隠れた追加費用はありません。ただし1つだけ、実際に費用が発生するケースがあります。東京23区外の会場では、23区内のイベントにはかからない輸送費や移動費が加算されます。金額を確定する前に、会場が23区の内か外かをファシリテーション会社に確認してください。
オンライン・ハイブリッド形式は対面より安いのか
安くなります。オンライン形式やハイブリッド形式では、対面プログラムの主な費用要因である会場レンタル、移動、現地スタッフの手配が不要になります。インバイトジャパンは対面プログラムに加えてオンライン形式も提供していますが、本記事作成時点で固定料金は公開されていないため、直接見積もりを依頼してください。
季節によって料金は変わるのか
ここには混同しやすい2つの要因があります。日曜日開催には月に関わらず30%の週末加算が確認されており、季節そのものよりも、開催曜日のほうが料金に大きく影響します。これとは別に、インバイトジャパンは4月と10月を予約が集中する繁忙期としており、この時期の標準リードタイムは3〜4週間です。繁忙期の予約は、季節による料金の割増ではなく、早めの日程確保を意味します。
料金に見合う効果はあるのか
効果はあります。その効果はイベント自体ではなく、定着率やエンゲージメントの向上として表れるため、料金を判断する際は、社員のエンゲージメント低下や離職によって生じるコストと比較するのが実態に即した見方です。効果測定の具体的な枠組みについては、インバイトジャパンのチームビルディングの効果測定に関するガイドで取り上げています。ここでは効果ではなく、料金そのものを取り上げています。
正確な見積もりを取る方法
実際の見積もり金額は、5つの情報によって決まります。参加人数、希望する形式、開催希望日とリードタイム、東京23区を基準とした会場の場所、そしてバイリンガル対応の要否です。問い合わせの際にこの5つすべてを伝えれば、返ってくる金額は目安の範囲ではなく、実際に支払う金額に近いものになります。








