チームビルディングとは?チームの課題に沿った効果的な研修

チームビルディング研修

Table of Contents

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、従業員の相互作用や対人関係のスキル全体を向上させることを目的としたグループアクティビティです。これは、個々のメンバーを結束させ共通の目標に向かって取り組むように設計されており、またグループ全体の効果を高めることを目的としたプロセスです。チームビルディング活動は、それぞれの組織に適した特定の目的に合わせて準備する必要があります。

チームビルディングは、どのような組織においても重要な役割を果たします。チームメンバーはそれぞれ異なる職務を担っており、それに伴い責任も重くなりますが、どんなに強いチームでもそれを構成する個人個人の力が大事であり、1人でも力不足な人がいるとチーム力が落ちてしまう可能性があります。チームビルディングは、チームメンバーがお互いをよりよく理解するための絶好の機会となります。これにより、コミュニケーションが改善されるとともに生産性が向上し、チーム全体がよりスムーズに機能するようになります。

チームビルディングの重要性とは?

チームビルディングは、チームメンバーが特定の目標を達成するために協力する方法を学ぶために不可欠です。さらに、チームビルディングは、チームメンバーが個々にどのように機能するかを学び、お互いを信頼することを学ぶための方法でもあります。例えば、チームメンバーはプロジェクトを完成させるために一緒に作業する必要があるため、お互いの長所と短所を見つけてお互いを十分に知る必要があります。

チームビルディングは多くの企業に導入されてきましたが、企業がチームビルディングを積極的に活用する理由は容易に理解できます。チームが一丸となって効果的に機能する能力は、あらゆる組織(ビジネス、学校などの教育機関)にとって最も重要な要素の1つであるからです。

チームビルディング

世界的に最も成功している組織を見ても、チームワークがもたらす価値は明らかです。たとえば、Apple社を例にとってみましょう。スティーブ・ジョブズは信じられないほどクリエイティブな人物で、他の誰も着目しなかったところに次々とチャンスを見出してきました。それとともに、彼のバックグラウンドにいる人々にもとてつもない努力をするよう促しました。彼のビジョンは非常に魅力的で、彼の死後も会社は繁栄し続け、数十億ドルもの利益を上げています。

社内でチームビルディングを行うことのメリットとは?

「チームビルディング」という用語はさまざまな意味で解釈され、その目的も様々です。それは、個々が自分らしくいられること、またチームで楽しい時間を共有すること、あるいはメンバー1人ひとりが自信を持てるようなポジティブな環境を作り出すことを意味しています。チームにはそれぞれの個人によって様々な目的がありますが、チームの一員であるときに個人のパフォーマンスが向上すると言われています。

現代においてチームプレーヤーであることは非常に重要で不可欠なことであり、需要の高いスキルでもあります。このスキルを伸ばすためには、チームビルディング活動が最適です。チームビルディング活動に参加することで、個人的な見解を超えて新しい視点を得る能力が高まります。それは私たちが既成概念にとらわれず、新しいユニークな方法で人とつながることを可能にします。

チームビルディングのメリットについてもっと読むチームビルディング研修のメリット

チームビルディングの目的

チームビルディングなどの活動は、同僚間の絆を深めるための優れた方法です。雇用主がチームビルディング活動に投資すべき理由は多くあります。どの組織も、チームビルディング活動から以下のようなベネフィットを得ることができます。

  • 士気を向上させる
  • モチベーションを高める
  • 離れた場所にいるチームをつなぐ
  • 従業員間のコミュニケーションを円滑化する 
  • 生産性を向上させる
  • 組織内の協力体制が強化される

軍では、歴史的にしばしばチームビルディングの活動を行ってきました。なぜなら、軍隊のメンバーが現場で効果的に活動するためには、よりしっかりと協力し合い、お互いの個性に慣れる必要があったからです。

昨今、社員同士がお互いを理解してより良い関係を築くことが重要であると広く認識され、多くの企業がチームビルディングを企業研修プログラムに取り入れています。例えば、一部の企業では年に一度行われる従業員のリトリートイベントに、チームビルディングのアクティビティを取り入れています。各チームの文化を学んだり信頼関係を築くためのエクササイズを行ったりして、チームの絆を深めます。また、新年度に新入社員を対象としたチームビルディング活動を行う例もあります。これにより新入社員は同僚のことをよく知り、新しい環境でより快適に過ごすことができるようになります。

タックマンモデル(チームの5つの発展段階)

1965年、集団力学を研究していた心理学者ブルース・タックマンは、「Five Stages of Team Development」という論文を発表しました。この5つの段階には、すべてのチームに共通するパターンが含まれており、チームリーダーにとって重要なものとなっています。

この5つの段階は、「形成期/Forming(フォーミング)」「混乱期/Storming(ストーミング)」「統一期/Norming(ノーミング)」「機能期/Performing(パフォーミング)」「散会期/Adjourning(アジャーニング)」と呼ばれています。簡単に言うと、お互いのことをあまりよく知らない個人の集まりから、チームとしてまとまり、効果的に機能するユニットになっていく段階を示しています。

タックマンモデル(チームの5つの発展段階)

形成期/Forming(フォーミング)

チームの最初の状態の段階は「形成/フォーミング」です。この段階では、チームメンバーはお互いのことをまだよく知らず、お互いの長所や短所を評価することができません。また、チームとしての目標やアイデンティティも形成されていません。それでも、1人ではできないようなタスクをこなしていくなど、チームワークの兆しが見え始めています。

チームは構成されて間もないため、今後どのようにお互いに協力していくかに焦点が当てられています。

チームメンバーは一緒にプロジェクトに取り組みますが、チーム内に若干の対立が起こる可能性があります。優れたリーダーはチームが軌道に乗るように導いていく必要がありますが、大抵それはとても単純なことです。この段階では、メンバーはチームリーダーが自分たちに何を期待しているのかはっきりとわからない状態です。したがって、リーダーはすべてのプロジェクトに対し明確な支持を出し、仕事を進めていく必要があります。

この段階では、アイスブレーカーや親睦会のようなチームビルディングアクティビティを行い、メンバーがお互いに会って打ち解けて話せるような機会を作ることで、チームが正しいスタートを切り、仕事上の関係を築くための強固な基盤を作ることができます。

混乱期/Storming(ストーミング)

この段階は、間違いなく最も難しく、通過するのが困難な段階であると言えます。これは、共通のビジョン、方向性、目的を確立するプロセスであり、個々の役割と責任を明確にする必要があります。この段階では、個々のメンバーの感情が高まるのが特徴です。

チームリーダーにとっても、この段階は最も困難な時期です。チームリーダーは、チームが目標に集中しながらも独自の結論を出し、問題を率直に話し合えるようにしなければなりません。

この段階では、チームメンバーが強く感じているであろうアイデアやビジョンを集約することになるため、メンバー間の対立が生じる可能性が高くなります。優れたチームリーダーは、チームの整合性を保ちながら、対立するアイデアやビジョンのバランスを取る必要があります。また、チームメンバーはまだお互いを知っていく途中の段階であるため、より多くの励ましが必要であることを念頭に置くことも重要です。

この段階では、チームは簡単に軌道から外れてしまう可能性があります。そうなった場合、メンバーはまだ明確なアイデンティティが定まっていないことに不満を感じる可能性があり、リーダーはそのことに気付くことが大切です。このフラストレーションをリーダーにぶつけてくるかもしれません。

この段階では、楽しみながら集団での意思決定を学べるようなチームビルディング活動が推奨されます。混乱期の段階ではストレスがたまるので、チームメンバーにはある程度の解放感が必要です。チームメンバーは、リスクの少ない環境で一緒に意思決定する方法を学ぶことで、職場でも同じテクニックを使えるようになります。

統一期/Norming(ノーミング)

メンバーがお互いの長所と短所を認識し、自分のニーズを満たすためにお互いに頼ることができると気づいたとき、チームはこの段階に入ります。チームの発達段階の中では最も長く、この段階が達成されるまでには通常何ヶ月もかかります。この段階ではチームメンバーはお互いを対等な存在として認識し始め、チームとしてより効果的に機能するようになります。また、小規模のプロジェクトや課題を単独で遂行できるようになります。

混乱期の段階を経て、チームは良い状態に到達したように見えるかもしれませんが、統一期に入るとチームが停滞してしまう可能性があります。このような時に、より高次の問題を解決したり、複雑なタスクを一緒に達成したりするようなチームビルディング活動を行うことで、チームを立て直すことができます。

機能期/Performing(パフォーミング)

チーム発展の第4段階は、機能期と呼ばれます。この段階は、通常チームがお互いに調和し、チームのメンバーがうまく機能するようになった時に到達します。

この段階ではチームメンバーは自分の仕事に集中しながらも、チームの目標を達成するために協力し合うことができます。

この段階のチームは通常、非常に効果的で生産的です。定期的にチームビルディングのセッションを行うことで、チームの強みと弱みを検証し、精力的な状態を維持することができます。プロジェクトの成功を共に祝い、オープンさと心理的安全性を高められるよう挑戦し続けることも、チームをこの段階に維持するのに役立ちます。

散会期/Adjourning(アジャーニング)

この段階は、(異動や退職などによる)グループの解散や、プロジェクトやフェーズの終了を意味します。この段階では、最終的なタスクを完了し、努力と成果の文書化を終えることに焦点を当てます。一緒に作業を続け互いに学び合うことで、チームメンバーがお互いに心地よく感じられるようになります。

これは、彼らが自分自身でいることに慣れてきたことを示しているかもしれませんし、お互いの意見に率直に反対できるほどお互いに慣れてきたことを意味しているかもしれません。

いずれにしても、これはチームの発展段階の終わりではなく、新しい章の始まりであると考えるべきです。チームがこの段階に入ったら、将来について考え始めるのが良いでしょう。チームにどんな人物を加えるか?どうピボット(方向転換や路線変更)するか?次の目標は何か?などです。

この段階では、例えばインプロ(即興演劇)のように、水平思考能力、創造性、想像力を高めることに焦点を当てたアクティビティをお勧めします。このようなアクティビティは、チームが真新しいアイデアを取り入れたり今後の道を考えるのに役立ちます。

まとめ

チームビルディング活動は、チームを活性化し、効率と生産性を向上させる効果的な方法です。現代のチームはより複雑な問題に直面しているため、チームを強固で健全な状態に維持することが非常に重要です。さらに、チームがどのような発展段階にあっても、定期的にチームビルディング活動を計画することで、その効果を最大限に発揮することができます。エクササイズや筋力トレーニングと同じように、チームビルディングも単発のセッションで行うよりも定期的に行う方が効果的なのです。

インバイトジャパンでは、チームビルディングプログラムの企画をお手伝いしております。オンライン型、オフィス内会場型、野外の大規模イベントなど、様々なニーズやシチュエーションに合わせた多様なプログラムをご用意しております。もし最適なプログラムが見つからない場合は、貴社のご要望に合わせ新しいプログラムを作成いたします。詳細やお見積りについて、お気軽にお問い合わせください。

Share this post

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin

Related Article